ビル管 発信|株式会社サンセイ ビル管理事業統轄部

2004.4月号

安全衛生ルールの遵守

作業手順を考えよう!
長年の経験で身についた作業のやり方、手順が最良と信じ込んでいる人、結構いるのではないでしょうか。果たしてその手順は本当に最良なのでしょうか。作業内容を主なステップに分解してもっとも適した順序に並べます。そのステップに作業の急所を付け加えたものが作業手順になります。この作業手順と経験を基にした手順を比較してみましょう。「最良」が見えてくるかもしれません。

I)作業手順の要件
①作業の実態に即応したものであること。
②ムリ・ムラ・ムダがないこと。
③表現が具体的で、簡潔であること。
④安全のための急所を定めること。
⑤関係法令や安全管理規程等に抵触・違反していないこと。
⑥異常時の措置について定めること。

II)作業手順の作成
「よい作業フォーム」というものは、身体のどこにも「ムリ」がなく、安全に全身の機能が「ムラ」なく動員され、動きに「ムダ」がないことが条件になります。作業全体を各ステップに分解してから順序はよいか、不要なステップはないかを次の要領により検討します。
①動作(手順)の数はできるだけ少なくする。治具、取付具などの利用を考えること。
②動作の順序を正しくすること。
③動作から動作にはリズムを持たせること。
④どこにも緊張が偏在しないような姿勢をとること。
⑤動作の速度を適正にすること。
⑥手や足は一定の範囲内で動かすようにすること。
⑦作業台や腰かけの高さを適切にすること。
⑧取り扱い物等の重力を利用すること。
一般にひとつの作業は、いくつかの単位作業から成り立っているので単位作業ごとに検討を行い、それをまとめてひとつの作業手順となるわけです。また、準備作業や後始末作業も安全上必要な項目ですので忘れないようにしましょう。
また作業手順が励行されるように監督と指導訓練の実施を忘れないようにしましょう!

最近、各現場で事故や怪我、作業のミスが増えています。日ごろ慣れた作業、日ごろ慣れた道のり、日ごろ慣れているから…という油断が思わぬケガ・失敗に結びついてしまいます。気持ちを切り替えるのにちょうどいいこの時期、もう一度あなたの動き、仲間の動きを確認してみましょう。安全への知識と危険を感知する能力が労働災害を防止します。事故のない安全な職場を自分たちの力と知識で築いていきましょう!
昨年、安全衛生委員会より発行された「安全のしおり」はお手元にありますか?安全に対して目を向けられる部分はたくさんあります。今回は再確認の意味でしおりの内容を抜粋して記載しますので読んでみて下さい。また、冊子の方も読み返してください。

①電気機械類のコードやコンセントの取り扱い
点検を怠ると劣化を見逃すばかりか感電や火災事故にもなりえます。コードさばきも重要ポイント!
②入退出時
ドアの向こう側には要注意!
③運搬移動
運搬車だけでなく作業者本人にも転倒、衝突、腰痛などがあります。
④腰をかがめての作業では
慢性の腰痛やぎっくり腰、また突起物にぶつかったりの危険が!
⑤階段
足の踏み外しや転落、他人との衝突にも要注意!
⑥ごみ収集
危険物の取り扱いには細心の注意が必要。
⑦剥離作業
滑りによる転倒災害を防止しよう!
⑧脚立の使用
転落、墜落の危険があります。
⑨茶器類洗浄
熱湯によるやけど、茶碗の破損による手指の裂傷に注意!
⑩洗剤の使用
手の荒れにも配慮を。また蒸発したガスには要注意!
⑪用務作業
運搬時の衝突や転倒、腰痛などの危険あり。
⑫屋内外の巡回(警備業務)
特に早朝・夜間の巡回中の思わぬ出来事に注意しよう!
⑬通勤時
第三者が絡む事故に巻き込まれる可能性も。
⑭火災発生!その時あなたは
万が一火災が発生したときには何をどうしたらいいのか。
⑮職場を守る地震の心得10か条
冷静な行動で身の安全を確保!
⑯あなたの安全度チェックシート
自分自身のチェックをしてみてください。できていない項目は改善しましょう!

まずは自分自身でどういう災害が起こると考えられるか、そのことに対する安全対策はどのようなものか、よく考えてみましょう。冊子には上記の項目に対する安全対策が記載されていますのでご参考にしてください。事故や災害は起きた後のことよりも、起きる前に防ぐことが大事ですしまたそれが努力次第で可能ですので十分な心がけをよろしくお願いします。

もしもエレベーターに乗っているときに火災が起きたら・・・
エレベーターが運転中に火災が発生すると「火災時官制運転」という、二次災害を防ぐための運転に切り替わり、強制的に避難階へと移動をします。乗客が降りると休止モードに変わりその後はドアが開かないようになります。避難階は基本的に1階ですが、建物の外に避難しやすく且つ救助活動が一番合理的にできるフロアーが避難階となります。古い建物や規模の小さい建物内のエレベーターだと「火災時官制運転」が設置されていないことも十分考えられます。その場合、停電した時点でエレベーターは停止、若しくは最寄階で強制的に停止となります。もしも、最寄階が出火元だったら・・・最悪の事態が予測されます。「歌舞伎町ビル」の火災では煙の危険性が重要視されましたが、煙は人が走る速度の倍以上のスピードで上昇し、歩行と同じスピードで横に広がります。煙が充満する中での避難は必ずハンカチ等を口に当て姿勢を低くして避難しましょう。非常用エレベーターは上記の限りではありませんが、勤務先や集合住宅などの避難経路は、自分がしっかり把握しておくことが大事ですね。可能ならいつも利用しているエレベーターがどのようなタイプで緊急時にはどんな動きをするのか、確認しておくといいかもしれません。

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