ビル管 発信|株式会社サンセイ ビル管理事業統轄部

2003.12月号

無事故・無災害の推進

早いものでもう12月、2003年も終わりを告げようとしています。
年末は何かとあわただしくなる時期です。
大掃除等が行われ普段の動きや生活のリズムが崩れたり、職場でも通常は行わない作業が多くなったりするので災害防止のために尚一層の特別配慮が必要になります。
作業前点検の実施、作業手順の遵守、特別作業における安全確認、交通ルールの徹底など忙しい時期だからこそ原点に戻って再確認し、笑顔で1年の締めくくりをしたいですね。
毎年、中央労働災害防止協会が行っている年末年始無災害運動の本年度のスローガンは「無事故のバトン 笑顔でタッチ 年末年始の合言葉」だそうです。いつもと変わらない明るい新年を迎えましょう!


先日、安全衛生委員会より「ヒヤリマップ」が配られましたが、皆さん見ていただいたでしょうか。
(現場によっては注意を呼びかける文章のみ)家の近くで、また勤務先の近くで、よく買い物に行くスーパーの近くで、あなたは事故にあいそうになったり、ヒヤリとした経験がありますか。
急に飛び出してきた自転車やバイク、狭い路地を減速せずに進入してきた車、見通しの悪い交差点で他人と正面衝突・・・大きくならずに済んでいても意外と身近に事故は潜んでいます。
そんな事故が置きやすい場所、ヒヤリとすることが多い場所を記した地図が「ヒヤリマップ」です。
もう一度見直して再認識してみましょう。



この言葉の違い、わかりますか?

「死亡(死者)」 
①24時間死者  交通事故発生から24時間以内に亡くなった人
②30日死者   交通事故発生から24時間経過後30日以内に交通事故が原因で死亡した人


「重傷者」
交通事故によって負傷し30日以上の治療を要する人

「軽傷者」
交通事故によって負傷し30日未満の治療を要する人

「負傷者」
重傷者と軽傷者の合計


交通事故のニュースで耳にする言葉ですが知らなかった人も多いのではないでしょうか。
ちなみに交通事故で損傷の多い部分は首から上の部分で、場所的に死亡、もしくは重症になることが多いようです。
交通事故は運転手であっても歩行者であっても、自分自身が気をつけなければ防ぐことはできません。もちろん常日頃から注意しておくべきことなのですが、特にこれから年末年始で何かと慌ただしい時期は油断してしまうことが多いようです。
事故にあっていろいろな面で痛い目にあうのは自分です。いつも以上に周りをよく見て、余裕のある行動を心がけましょう。



交通事故を考えよう!
平成14年度の交通事故による死亡者は8,326名でした。
そのうち65才以上の高年齢者は全体の約37.7%にあたる3,144名でした。
事故件数や事故死者数が数十年ぶりに減少した昨年だったのですが高年齢者の交通事故死亡率は増加しています。
そんな状況をふまえて高齢者が事故に遭いやすい理由・原因・対策を考えてみましょう。


1「意識と行動のズレ」
車の方が止まってくれるだろう、この道は大丈夫、と思い込みや過信が事故を招きます。
「これくらい・・・」と思っていても視力、聴力、運動能力は残念ながら劣ってきているのです。
昔と同じ行動は難しいと考えましょう。また自宅から1km以内で事故に遭う確立は75%という大変高い数字が出ています。慣れた場所だからこそ油断は禁物ですね。逆にドライバーにしてみれば、まさかこんなところで、こんなタイミングで横断はしないだろう、という思い込みがあります。歩行者とドライバーの意識と行動のズレを認識しましょう。


2「夜間と早朝」
死亡にまで及ぶ交通事故は16時〜22時に多発しているそうです。
薄暮で全体が見えにくい上にすいてる道でスピードを出しているのが主な原因。特に高齢者が夜間に事故に遭うと8人に1人の割合で死亡に至っているそうです。
ドライバーであれば早めにライトをつけて特に神経を配る、歩行者であるならば目立つ色の物を身につけるなど、自分でできることは心がけて実践しましょう。


3「統計を見ると・・・」
①前年より死者数、負傷者数、発生件数すべてが減少
②高齢者の交通事故死亡者数は年々増加
③交通事故は自動車運転中が最も多いが高齢者に限定すると歩行中と自転車乗車中が多い
④第一当事者は20代30代が多い
⑤二輪車事故の件数・死者数は原付では減少だが自動二輪は増加傾向にある
⑥二輪車事故は信号のない交差点でもっとも多い
という現実があります。


4「二輪車事故」
薄暮時間帯で、信号のない交差点がもっとも二輪車事故の多発する状況です。
特に車両単体では死亡にいたることが多いようです。
また、速度違反・運転操作の不適が原因としてあげられています。
運転能力を過信せず、マナーを守ったゆとりある運転をするように心がけましょう。


交通医学って?

交通事故を医学の立場から眺めてみよう、という新しい考え方です。
・知覚 → 正確な知覚に必要な注意が続かないと「見えているが見ていない」という事態が起きる。
・錯覚 → 枯れススキと幽霊などさまざまな見誤りや勘違いも事故の重要な要因である。
・健康 → ドライバーの精神的・肉体的健康状態の如何が事故に深く関わっている。
・病気 → 日本人の3.6人に一人は医師の診察を受け、薬を服用し、車の運転をしている。
・バランス → 車の運転はできるけど自転車は運転できないという人はバランス感覚が十分でない。
・薬 → ハンドルを握る手もブレーキを踏む足をも狂わせる。特に頭に効く「中枢神経系抑制薬郡」の薬は要注意!(鎮痛剤・解熱剤・抗精神剤・睡眠薬・麻酔薬など)


経済的損失はどれくらい?
交通事故による経済的損失とは、医療費・慰謝料・逸失利益などの人的損失、車輌・建築物の修理費などの物的損失、救急搬送費用・事故処理費用・裁判費用・保険運営費用・渋滞の損失などを指します。
平成13年度の内閣調査では総額で4兆2,850億円という膨大な経済的損失でした。


自転車のマナーアップ
自転車は道路交通法により軽車両として、車両の一種であることが定められています。
(道路交通法第2条代項第8号同項第11号)
自転車は、年齢、性別を問わず幅広く利用されている乗り物です。
しかし夜間の無灯火、二人乗り、歩道での暴走など交通ルールの無視、マナーの低下が問題とされ、関与する交通事故が増加しているという現実も無視できません。
自転車の交通ルールを再確認しましょう。


一時停止違反
「一時停止」表示の場所、見通しの悪い交差点では必ず止まって安全確認をしよう
【3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金・過失罰あり】

歩行者通行妨害
「自転車通行可」の歩道では歩行者の通行の迷惑にならないようにしよう
【2万円以下の罰金又は科料】

信号無視
信号は絶対に守ろう
【3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金】

二人乗り
二人乗りは危険なのでやめよう
*携帯電話で話しながらの運転は安全運転義務違反になる場合があります
【2万円以下の罰金又は科料】

夜間無灯火
夕暮れ時は早めにライトをつけよう
側面にも反射板をつけよう
【5万円以下の罰金・過失罰あ】

酒酔い運転
酒を飲んだら絶対に乗らないようにしよう
【3年以下の懲役又は50万円以下の罰金】


交差点内では曲がる車の後輪に巻き込まれないようにしよう!


〜 自転車事故の責任 〜

「民事上の責任」
自転車での交通事故によって他人を死亡させたり、ケガをさせた場合、「損害賠償」という形で金銭上の責任が問われます。
(1,000万円の支払いを命じられたケースもあるんです!)

「刑事上の責任」
交通事故に対する刑罰は、懲役・禁錮・罰金・科料の4種類があります。


自転車は正しく安全に乗りましょう!

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